2010年12月11日土曜日

[住まいの大耐震相談会!]


名古屋駅の近くのウインクあいちビル8Fで中部経済新聞主催でNPO法人耐震化アドバイザーによる相談会が12月4・5日行ないました。

私たちは、二日間総出で相談会に参加しました。
企業参加は、アイワン工法の日本住宅耐震補強㈱、㈱ウッドピタさん参加を頂きました。
 相談会は、既に耐震診断を受けて耐震工事をされていない方に名古屋市の方からダイレクトメールが届き紹介されていたのです。事前予約が約150人、飛び入り参加も合わせて170人にもなりました。
予約された方には、事前に診断値を検討して耐震補強計画を用意してそれぞれの方に処方箋を用意して相談を致しました。
対応は、10人の耐震化アドバイザーで行ないましたが、一件30分と限定したのですが、朝からしゃべり通しでお昼だけの休み時間しかなく大忙しでした。相談会に見えた方は、このような相談会は初めての方がほとんどで耐震に関する意識が高く此方としても非常にやりがいもあり、勉強にもなりました。
 現地調査の補強計画の依頼も予想より多くこれからNPO法人耐震化アドバイザーの認知も定着して行くようにまだ活動に力を入れて行きたいと思っます。


2010年10月17日日曜日

安藤忠雄講演会

安藤忠雄さんの講演会が

犬山市民文化会館で市の主催で有りました。

「今、地球があぶない!」ご自分の作品とこれからの自然との係わり方を

考えさせられました。

安藤さんの出世作”住吉の長屋”居間からトイレに行くのに雨の日は傘をさし

寝室からも傘を差さないとトイレに行けない。内外コンクリート打ち放しで暑さ寒さは、「我慢をしないといけない!」

そんな住宅なのに今だに必ず安藤さんは、まずはじめに話をされます。ここに彼の根幹が有るように思います。

現在の便利な生活が本当にそこで生活をされる方にとって幸せなのかを問うているように思うからです。寒い時は

「寒い!」、暑いときは「暑い!」と感じること、自然に生かされていることを感じることが、人間にとって大切なですね!

お話は、会場の皆さんを引き込んでいきます。私も講演を聞いているとなぜかワクワクしてくるのです。

私も、「僅かな可能性を信じてこれからも建築の仕事に全力で打ち込んでいかなければ!」そんな気持ちにさせていただきまし

た。

安藤さんは、50年後私たちの子供たちのために、東京湾のごみの島を「海の森」プロジェクトを進めておられます。

講演を聞いて本を購入してサインをして頂き、また、1000円の寄付をしました。

みなさんもどうでしょうか!

2010年8月22日日曜日

暑さ対策!!



お盆が過ぎ少し秋に近づいたようですが、まだまだ暑い日が続いています。

我が家では暑さ対策に自然の力を利用しています。

今年は、エアコンに一度もお世話になっていません。

基本的にエアコンは嫌いですから・・・・

昼間は、自然の風と扇風機だけで過ごしています。(名古屋と違い田舎ですので)

今日は、庭に打ち水して、オーニングテントを出して、そこから、中庭に抜ける風を呼び込みます。

中庭の煙突効果で風が抜けていきます。一日中、中庭の窓は開け放しです。昼間留守をしていても、あの

ムッとする暑苦しい空気は無いのです。

外壁が空気層付きのサイディングt=15+空気層t=20+スタイロフォームt=25の外断熱+コンクリート

200mmで室内は、LDK+廊下などパブリック部分はコンクリート打ち放しになっていてヒンヤリしています。

今朝、お客様が玄関で「エアコン掛けてます?」と聞かれ此方もビックリ、外から入るとそれだけ外と中の温度差を

感じるのですね。

2010年6月14日月曜日

これもエコ!!

大須に今話題のお店「MODECO」に行って来ました。
企業で不要になって廃棄処分になるものを全くイメージを変えてデザインによって生まれ変わったバッグやキッチン・インテリヤ
グッズ・PCがそろっています。バックはサンゲツが廃棄処分にする床材を表皮に、タイヤチューブを利用したバッグ・キッチングッズはチップ材になる予定の間伐材を利用しています。などなど、こんなものが、デザインを変え意外な利用方法で生まれ変わった。グッズが沢山あり一度覗いてみてください。

2010年6月5日土曜日

モリコロ資金獲得!

NPO法人耐震化アドバイザー協議会の活動が認められ、モリコロ資金が頂けました。


いよいよ本格的に活動が始まります。

沢山の未耐震化の住宅が有る中、耐震診断したけれどなかなか耐震化が進まないのが実情です。

この一番皆さんが耐震化に踏み切れない理由の多くが、信頼できる相談者が居ない、信頼できる工務店が分からない

私たちが診断に伺った多くの住宅で、すでに耐震金物が沢山付いているのですが、これが意味がない補強なのです。リフォー 

ム業者に、上手いこと言われて非常に高い買い物をしているのです。少しでも安心して安全な耐震化が進むように私達は日々 

努力してまいります。

1.南区、I邸が耐震改修リフォーム工事が始まりました。

2.中川区、Y邸が耐震改修リフォーム工事着工しました。

3.熱田区、S邸耐震補強改修リフォーム工事設計開始です。

2010年2月27日土曜日

ウッドピタで講演会!!


「木造住宅の耐震リフォームについて」
NPO法人耐震化アドバイザー協議会の副理事としてウッドピタ本社ショールームで一般の方を対象にしたセミナーで講演をして来ました。
私は、このような、講演会は初めてで講演内容どのようにするか悩んでいたのです。いろいろ考えたのですが、いつもの耐震相談の内容で話をしようと思い内容を整理して挑みました。初め講演時間を20分位でお願いしますと言われていましたが、当日現場に着いてから「30分でも40分でもいいのでよろしくお願いいたします。」と言われ、リハーサルをしているわけではないのでどのくらいの時間で話が出来るのか分かるはず無く、ぶっつけ本番です。今日は朝から小春日和で非常に暖かく午後ですので話の内容では眠くなるのではないか!思っていました。耐震化の啓発に少しでも成ればよかったですが50人位のお客さんの中に何人の方が制約に繋がったのか知りたいところです。

2010年1月29日金曜日

制震装置「減震くん」












 今日は、耐震改修工事の現場で制震装置の取り付け指導と講習を受けて来ました。今回の制震装置は地震時の揺れのエネルギーを吸収して柱・梁の接合部分の破壊を抑える装置です。この装置自身は日立製でエドガワ木材工業との共同開発した。構造用合板とダンパーを複合したGHハイブリッド制震装置です。最近は非常に多くの制震装置が開発されいますが、この装置は、建物に応じて日立が揺れのシュミレーションを行ない、階高さの1/30の揺れを制御数値化して示してくれるのです。他のメーカーここまでするところは無いのです。
 今日初めて装置を取り付けた大工さんは、以外に簡単に取り付けが出来たので、今後もこの装置を使いたいそうです。
この制震装置は、日本の伝統工法の考え方を取り入れた考え方です。「柔よく剛を制す」という言葉が有りますよね!まさにこの言葉にぴったりの装置です。
世界最大の振動実験場Eディフェンスの振動実験です。(下記は実験動画です。)
現在の耐震補強金物を装備した新築の三階建て住宅と以前の基準の三階建ての住宅の実験です。ところが倒れてはいけない側の住宅が完全に倒壊してしまいました。ガチガチに硬い建物より、揺れを吸収した方が、倒れないのです。そんなことは、昔の1000年以上前の大工職人は知っていたのです。明治以後イギリスから来た建築家コンドル等による、西欧建築の流れから生まれた構造基準なのです。これは、昭和25年に施工された筋交いを壁に入れた壁量による構造基準なのです。日本の文化は自然の力に逆らわない「共生」と言う考え方が有るのに、どこかにこの考え方を忘れてきたように思えるのです。
愛知県では、この制震装置を取りつけても、耐震補強の壁強さは考慮されても1/30以下の揺れを抑えてもその制御を考慮をしてもらえないのです。








































2010年1月9日土曜日

木塾-4










人間は、自然に生かされている! 住まいも、日本の伝統工法の素晴らしさ、究極のエコロジーが日本人の本来の暮らしを考える機会に成れば・・・・ 今日、私は、「木塾-4」金沢工業大学名誉教授 鈴木 有さん講演会でした。非常に衝撃的でした。環境再生、エコ、省エネ、家族の絆、環境共生、地域の和、すべてが伝統工法から生まれるのです。 戦後の住宅建築のつくり方が、今見直さないといけない時期に来ている感じがしました。現代病や子が親お殺す!親が子を殺す!痛ましい事件など、その原因が今の住まいづくりに有るのです。 帰ってくるとTVで「森のラブレターⅡ感動!」その中で冒頭のYouTube で紹介されていた「107+1天国はつくるものⅡ」と同じ場面が出てきたのです。自然に生かされている人間、何万年と自然素材で育てられてきたのに、たった数十年前から変わってきたのです。簡単・便利・合理的だけでは測れないものが有ります。それが本来の伝統工法による日本の住宅なのです。
この伝統工法による住まいづくり良さを、私たちが一番理解して、それを一般の住宅に生かしていかないといけないのです。
1.木の住み心地がいいのは、木や土や紙の持つ調質性によります。
2.伝統工法の家は、地震のエネルギーを逃がして被害を最小気にします。「柔よく剛を制す!」
3.伝統工法は、確りつくれば断熱性能も現代の断熱工法と変わらない。
4.伝統工法は、すべてが再生可能素材でできている。
5.日本の風土に適した暮らしの原点が伝統工法です。
6.それぞれの職人たちの顔が見える心のこもった技による家づくり
7.そこに家族の絆が生まれるのです。